逃げ切れなかった新型コロナ
第8波にして、とうとう新型コロナウィルスに感染してしまいました。
「マスク、手指消毒を徹底してたのに、なんで!?」と、いいたいトコロですが。
たしかに、感染しても軽症者が多いとのことなので、ちょっと油断していたかも。
ファミリーレストランで感染防止のついたてを横にずらして友人と食事をする、なんてことをしてしまいました。
食事の2日後、のどの痛みが2日間続き、37.8℃の熱が出たので、大阪府の無料検査キットを申込みました。
◆抗原定性検査キットの配布事業 (大阪府検査キット配布センター)
抗原定性検査キットの使い方
わたしは「大阪府在住・65才以下・持病なし」なので、大阪府から抗原定性検査キットを無料でもらえました。
午前中にスマホなどで申し込んでおけば、翌日中にはポストに届きます。
午後の申し込みなら翌々日。便利ですね。
マンション住まいだと1階の集合ポストまでとりに行かないといけないので、症状の重い人は大変ですが。
そもそも、このキットは軽症者用なので、重症の方は自治体のコロナ陽性者サポートセンターなどに相談するのがいいですね。
検査の方法は簡単で、テレビでよく見るように長い綿棒で鼻の粘液と細胞を採取します。
人によるのかもしれませんが、わたしはこの検査がめちゃくちゃ痛くて苦手です。
アレルギーもあり鼻腔がとても敏感なので、綿棒を入れた瞬間から涙と鼻水が止まらず、泣きながら採取しました。
採取した検体を付属の緩衝液に浸し、その液を測定カセットに4滴落として15分ほど待つのですが。
最後の1滴を落として30秒ほどで、うっすら陽性のラインが浮かんできました。
「でも15分も待つんだし、いったん出てきて陰性なら消えるのかも」と、15分待機。
……まぁ消えませんよね(笑)。
15分後には、くっきりと2本線が入りました。
Photo by kii watanabe
新型コロナのリアルな症状
症状が出はじめて、最初の2日間はのどの痛みが少しある程度でした。
症状がいちばんつらかったのは、発症から3~4日目あたり。
新型コロナウィルスは、気管や肺に悪さをするんですね。
わたしは気管が弱いので、一時、119番通報が頭をよぎるほど苦しい時間がありました。
気管がつまって息が苦しくて、仰向けになると胸全体が痛くて寝られない。
以前、ECMO(エクモ)を装着されている患者さんがみんなうつぶせにされている映像を見たことがあったので、試しにうつぶせてみました。
うつぶせというか、正座をして両手を上にあげて突っ伏すような感じ。
胸が床から浮いているので苦しくなくなり、腕を上げることで背中のあたりがぐーんと伸びて呼吸がしやすくなりました。
その姿勢のままいつのまにか寝ていたので、よっぽど苦しかったのかもしれませんね(笑)。
翌日にはふつうに呼吸ができるようになりましたが、悪化していたらと思うと、ちょっと怖くなりました。
ワクチンで重症化は避けられるとしても、やっぱり新型のウィルスをなめたらアカンと思いました。
発症5日目以降は熱も下がり、つらいのはのどの痛みと咳だけ、と思っていたのですが。
6日目になって、味覚・嗅覚障害が出ていることに気がつきました。
食欲がなくて味覚・嗅覚障害に気づかず
発症5日目までは食欲がなかったので、ひたすら水とポカリスエットを飲みました。
以前、入院していたとき「ポカリスエットは点滴と同じ成分」と看護師さんに聞いて、非常時用にポカリスエットの粉末をストックしてあったのが正解でした。
発症6日目から、具なしのおみそ汁でも飲もうと、いつもの分量で作り始めたのですが。
何回味見しても、なんかもの足りない。
いつもの1.2倍ほどのおみそを使った、ドロドロのおみそ汁を見て気がつきました。
これ、味覚障害では……。
慌ててお湯でうすめましたが、それが濃いのかうすいのかもよく分かりませんでした。
翌日に作ったカレーにいたっては、香りすらほとんど分からない。
食べたらさすがにカレーだということは分かりますが。
わたしの大好きな「トーストにバターを塗ってカレーをつける」食べ方では、おいしいのかどうかがわからず。
ムダにカロリーを摂取するだけなので、この食べ方はやめちゃいました。
胃が弱っている上に、味覚・嗅覚障害だなんて、これは。
……ダイエットのチャンス到来?
第8波が本当にヤバイと思う理由
実際に感染してみて分かったのですが。
第8波の新型コロナ、感染してもふつうに生活できるんですよね。
わたしは無職ですが、仕事に就いていたら4日目以外は出勤できるレベルです。
若い子なら、遊びに行ったり飲みに行ったりできるのではないでしょうか。
っと、いうことは。
自覚のあるなしにかかわらず、今、街には感染している人がたくさん出歩いているかもしれません。
しかも、風潮は「脱マスク」だし、手指消毒もみんなゆるくなってるし。
これでは、感染者も簡単に増えていきますよね。
わたしは少し迷った末に陽性者登録しましたが、軽症・無症状で病院にかかっていない人は、わざわざ申告していないのではないでしょうか。
毎日、感染者数が発表されていますが、おそらく実際の感染者数はあんなものではないと思います。
また、感染すると軽症・無症状でも思わぬ後遺症に悩まされることがあります。
わたしは軽症でしたが、感染から1か月たっても胃痛・腹痛の後遺症が続き、消化の悪い肉類や大好きなお菓子が食べられなくなってしまいました……つらい。
後遺症の原因としては、「もともと持っているウィルス(ヘルペス)などがコロナ感染の影響で体内で暴走している」「コロナ感染の影響で免疫機能が誤作動を起こしている」などがあるそうです。
長い人では、1年以上も後遺症が続いている人もいるそうですよ。
ワクチンを打っていてもまだまだ油断は禁物です。
治療薬が安定して出まわるまでは(出まわっても)、改めて感染症対策をしっかり見直しましょう!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました☆