鮮やかなオレンジにひとめぼれ!
2022年11月3日。
ホームセンターの園芸コーナーに、ひときわ目を引く植物が。
「蛍光……?」と思うほど鮮やかなオレンジ色に、おしゃれランプのような花姿。
なにこれ初めて見た、めっちゃかわいい……。
そのポットにはハロウィンのイラストと「ジャックランタン」の文字。
ハロウィンにあわせて売り出されたものが、売れ残っちゃったんですね。
値段も半額の400円ほどになっていました。
迷わず購入し、すぐに持ち帰って植えつけ完了!
Photo by kii watanabe
オレンジに黄色のふちどり……、ホントにかわいい!
どう呼ぶのが正解?
「ジャックランタン」というのは商品名で、この子の流通名は「シーマニア」。
本名(学名)は「グロキシニア・シルバティカ」です。
現在はイワタバコ科「グロキシニア属」に分類されていますが、以前は「シーマニア属」に分類されていました。
そのなごりで、今でも「シーマニア」と呼ばれているそうですよ。
ややこしいことに、同じイワタバコ科に「グロキシニア」という植物がありますが。
その子は「グロキシニア属」ではなく「シンニンギア属」だそうです。
DNAの検査ができるようになって、分類がどんどん正しいものに変わっているのかもしれませんが。
植物の研究や生産、出版をされているみなさんは大変だろうなぁ、と思います。
わたしたちは通り名で「シーマニア」と呼ぶのがわかりやすいですね。
「グロキシニア・シルバティカ」、覚えられないどころか、わたしうまく言えないので……(笑)。
「最低気温10℃」が命のライン
シーマニアの原産地はアルゼンチン、ペルー、ボリビアなどの「森林」です。
こんなにトロピカルな見た目なのに、高温多湿が苦手で夏は咲かないそうですよ。
さらに、ハロウィン時期に出まわるにもかかわらず寒さも苦手。
気温が10℃を切る前に、室内へ取り込む必要があります。
気をつけたいのは、この10℃が「最低気温」であるということ。
冬のはじめは、昼間は暖かくても、夜中はぐんと気温が下がることがあります。
いつまでも寒さ対策をしないと、一夜で急に枯れてしまうこともあるんですよ。
わたしは、ほかの植物で何度か失敗したことがあるので、シーマニアは早めに取り込みました。
おかげで、8~10℃程度の明るい室内で、2月の今でも元気に咲いてくれています!
Photo by kii watanabe
非耐寒性の園芸植物は、見た目が弱ってきたからと慌てて室内に取り込んでも、復活してくれないこともよくあります。
おうちに非耐寒性の植物がいる場合は、「昼間の温度」や「植物の見た目」ではなく、天気予報をチェックして「最低気温」で対策をとってあげてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました☆