大阪マラソン2023、開幕!
2023年2月26日、大阪マラソン2023が開催されました。
自宅マンション前が走行ルートになるので、ありがたくベランダから見学。
目の前が給水所なので、ボランティアスタッフの方がたくさんいらっしゃいました。
マラソン第一ウェーブのスタートはAM9:15。
スタート時間を過ぎても、このあたりはまだのんびりしていました。
車いすのランナーさん
大阪マラソンでは、車いすの方も一緒に走るんですね。
車いすの方は少し早めのAM 9:05にスタートするので、先頭集団より先に目の前を通過しました。
その後ろにはサポートらしき自転車の方がお二人、さらに後ろには白バイが二台。
Photo by kii watanabe
なぜか分かりませんが、その5人の姿を見て涙がぽろぽろと出てきました。
車いすの方も参加できるシステムがうれしい。
運営陣にもサポートの方にも白バイ隊にも「ありがとう……!」って伝えたい。
でも、これで感動しているのって時代遅れかも。
この先は「障害者の方も大阪マラソン?ふつうやん?」って思えるように、考え方を根っこからバリアフリーにしていこうと思いました。
来るぞ来るぞ、先頭集団!
スタートから30分ほどたったころ、ゆるゆる走行するパトカーから「まもなく先頭集団が通過します」とのアナウンスが。
もうすぐトップランナーたちが来る……!
関係者でもないのに、ピリッと緊張したりして。
あたふたとスマホのカメラを準備している間に、先導車、中継車が通過。
続いて、バタバタバタ……!っと大きな足音を響かせて、先頭集団が通過していきました。
あっという間やん!
今のわたしなら50mでも勝てないようなスピードで、一瞬で見えなくなってしまいました。
ただし、この先は折り返し地点。
もう一度「来るぞ来るぞ!」と反対車線を見ていると、すぐに先頭集団が戻ってきました。
めっちゃ速い!
目の前には給水所があったので、何人かがボトルを取る瞬間を見ることができました。
あのスピードで自分のボトルをとって走りながら飲むとか。
毎日、どれだけ、どんなトレーニングをしてきたのだろうと考えて、また泣きそうになりました(笑)。
走り方はそれぞれに
大阪マラソン2023の参加者(定員)は32,000人です。
先頭集団が走り去ったあとは、第二集団、第三集団と、いくつかの集団が通過して行きました。
後になるにつれて集団ではなくなり、ランナーさんたちがひしめき合いながら通過する状態に。
「時間」や「ライバル」と闘っている先頭集団に比べて、あとのランナーさんたちは「自分自身」と闘っているように感じました。
足がつった方が横にそれるのを見ると心配になりますね。
完全にとまってしまう方、足を引きずりながら前に進む方、対処法はいろいろでした。
もう少し後ろのランナーさんになると、さらに様子が変わり。
大阪マラソンは仮装禁止だったように思いましたが、「あのオレンジのもふもふは地毛じゃないよね……?」「あれ、胡蝶さん(鬼滅の刃)では?」という方がチラホラ。
さらには、ウシの着ぐるみまで(笑)。
もっとあとのランナーさんたちは、仲間としゃべりながら、スマホを見ながらと、タイムは二の次という感じでした。
仲間と一緒なら孤独や不安が減るので、走ることをより楽しめそうですね。
みなさん、それぞれに大阪マラソンを楽しまれているようで、「わたしも何か競技やイベントに参加したいな」と、刺激をもらいました!
沿道応援者のまっ赤な手
大阪マラソン2023の日は、風が吹くととても寒かったです。
沿道には応援者もいましたが、去年に比べて少なかったように思います。
そんな中、ひとりのおじいちゃんがしきりに手をたたいて応援していました。
その手は、ベランダから見ても分かるほどまっ赤に。
「大丈夫かしら……」と思いながら、あまりの寒さにわたしは部屋に入りました。
30分ほどしてベランダに出ると、おじいちゃんまだ手を叩いてる!
相変わらずまっ赤な手をして。
知り合いを探している様子もなく、ただひたすら走る人たちに拍手を送っていました。
その向かいでは、小さな子どもがおもちゃのラッパを「ぷぁ~、ぷぁ~」と鳴らして応援。
少し離れた場所では、タンバリンを使って拍手を送っている女性もいました。
鳴り物はクレームになる可能性もありますが、まわりは学校や公園だったので、ここでは大丈夫だったと思います。
42.195kmに挑戦するランナーさんの姿を、地元の人たちも楽しみにしているんですね。
大阪マラソンは、走る人、応援する人、どちらにも支持されるイベントなのだと感じました。
祭りのあとのさみしさ
最後のランナーさんたちが通りすぎ、ボランティアさんたちが道路を片づけはじめると「終わっちゃうのか……」とさみしくなりました。
さっきまでたくさんのランナーさんが賑やかに走っていたのに、もういつもの道路に戻ってるし。
やっぱり、イベントって刺激になりますね。
昔から「ハレ(祭礼や行事)」と「ケ(日常)」は必要と言われるのがよく分かりました。
次の行事はお花見でしょうか。
目の前の公園には小さな桜が1本しかないんですが……(笑)。
桜が楽しめる公園を探すところからがイベントだと思って、今から準備スタートします。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました☆