2019年9月。
アラフィフ夫婦2回目の川遊びは、キャンプで訪れた三重県紀北町の銚子川です。
初回の教訓を活かし、ライフジャケット持参で再チャレンジ!
ガラッガラの銚子川で、思うぞんぶん、流されて遊びました~☆
銚子川ってこんな川
銚子川は、大台ヶ原を源流とした全長約17kmの清流です。
Photo by kii watanabe
その透明度の高さから「キセキの川」と呼ばれているそうですよ。
Photo by kii watanabe
川には、鮎やアマゴのほか、ルリヨシノボリ、ヒラテテナガエビ、絶滅危惧種の「アユカケ」なども見られ、「天然の水族館」なんていわれることも。
わたしは、川遊び中にアマゴとボウズハゼ、ゴクラクハゼらしきものに出会いました!
キャンプinn海山からがおすすめ
銚子川での川遊びは、川沿いにあるキャンプ場「キャンプinn海山」を利用すると便利です。
Photo by kii watanabe
わたしたちは、リバーサイトを予約したので、銚子川は目の前。
Photo by kii watanabe
近くに、トイレやシャワールームがあるサニタリー塔もあり、万が一、ダムが放流を始めた際の注意点なども説明してくれるので、なにかと安心でした。
料金は大人2人で約¥6,000-/1泊と、少しお高い気もしますが、デイキャンプ※なら、もっと低価格で利用することができます。
※ 10~16時、大人1人¥500-、子ども1人¥250-、サイト使用料¥1,000- 2022年6月現在
ライフジャケットやアクアスコープなどの有料レンタルもあり、帰りにはゴミも捨てることができるので、とても便利でした。
贅沢!貸し切り状態の銚子川
わたしたちが訪れたのは9月5日。
夏休みが終わったばかりの頃で、キャンプ場の利用者は2組でした。
しかも、川遊びをしているのはわたしたち夫婦だけ(笑)。
清流銚子川を貸し切って、好きホーダイ遊びました!
Photo by kii watanabe
っといっても、シュノーケルをつけて、川上から何度も流されるだけなんですが。
Photo by kii watanabe
周りに子どもがいたら、恥ずかしくてできなかったので、その点はよかったな、と。
わたしたち夫婦は、子どものころに川遊びをしたことがなかったので、流されているだけでも、めっちゃ楽しかったです。
途中で気づいたのですが、わたしたちが流れている横を、小さな魚たちが一緒に泳いでるんですよね。
魚たちが泳いでいる横を、わたしたちが流れているだけかもしれませんが(笑)。
流れるのをやめて、川の真ん中で、川下をむいて座っていると、魚たちが寄ってきました。
わたしを川の流れ除けにしているようで、そばにくっついたまま離れません。
みんなこちらを向いてふよふよ、ふよふよ。
長いあいだ向かい合っていると、なんとなく「この子たちしゃべれるんじゃない……?」と思えてきました。
手を伸ばしても離れないのでさわろうとすると、さすがにヒュッと逃げて行きました。
そりゃそうですよね。
ネコや犬じゃあるまいし、なでてどうする(笑)。
わたしはまだまだ、自然(野生)がわかっていないですね。
自然の生きものたちを、やたらとさわろうとするのは、よくないことだな、と思いました。
こちらはボウズハゼでしょうか。
Photo by kii watanabe
川へおりる階段に、たくさんはりついていたので、なんだか虫っぽい。
一瞬、ぞわぞわ~っとしましたが、アップで見ると、わりとかわいいんですよね。
Photo by kii watanabe
こんなところにいて、踏まれないか心配。
川底石には、ゴクラクハゼらしきものが。
Photo by kii watanabe
これもアップで見るとかわいい。
Photo by kii watanabe
ハゼ類って、目がキョトンとしておもしろいですね。
この日、わたしたちが会えたのは、この3種類だけでした。
ほかにもたくさんいたはずなのに、気づかなくて残念です。
今まで、まったく興味がなかった川の生きものたちが、こんなに愛おしく感じるなんて。
大人の川遊び、子ども以上に楽しめますよ!
大人も気をつけたい「溺者製造器」
土砂災害防止などの目的で造られた小さなダムを「堰堤(えんてい)」といいます。
わたしたちが遊んでいた場所の少し上流にも堰堤があったのですが、この堰堤、実はとても危険な場所なのです。
Photo by kii watanabe
多くの場合、堰堤は、滑り台や飛び込み台のような形をしているので、子どもたちの遊び場になりがちです。
Photo by kii watanabe
けれど、堰堤の下にはドラム式洗濯機のように、ぐるぐると縦に回転する流れがあり、そこにハマると、自力で抜け出すことは不可能といわれています。
子どもがそこにハマって、縦にぐるぐると回転し続ける動画を見たことがありますが、本当に怖かったです。
動画では、保護者らしき男性が気づいてひっぱり出しましたが、あれは自力での脱出は無理だと思います。
堰堤の大きさによっては、「ここなら大丈夫だろう」と思われるところもありますが、その下でどんな流れができているのか、上からはわかりません。
堰堤は、「溺者製造機(ザ・ドラウニング・マシーン)」と呼ばれています。
見た目で判断せず、どんな形でも「堰堤には近づかない!」と決めておきましょう。
おわりに
実は、今回、わたしたちはライフジャケットを着けませんでした。
理由は、「わりと浅いし……」「本気で遊んでるみたいで恥ずかしい」という感じ。
けれど、川には浅い場所も深い場所もあり、急に増水することも。
こんな感覚で遊んでいると、いつか事故に遭いますよね。
助かっても助からなくても、救助隊やキャンプ場のみなさんに迷惑がかかります。
っということで、次回からは、ライフジャケットを必ず着用で、気を引き締めて遊ぶようにします!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました☆
【データ】
◆キャンプinn海山
◆銚子川ってどんな川?/ふるさと企画舎