真冬のスキューバダイビングは、
□海がめっちゃすいてる!
□海水の透明度が高い!
□夏よりウミウシがたくさん見られる!
など、いいことずくめだと聞いて、さっそく12月に予約しました。
実際にもぐってみると……。
すべりやすい服とは?
12月のスキューバダイビングは、すぐに予約が取れました。
真冬はすいている、というのは本当ですね。
冬は、水着の上に着るウェットスーツではなく、服の上に着るドライスーツでもぐります。
予約の際に「ドライスーツの下にはすべりやすい服を着てください」と指示があったので、寒さ対策もかねてダウンパンツを持って行きました。
実はコレ、まちがいだったんですよね。
後になって、「ジャージにしておけばよかった……」と思いました。
結末は後ほど。
装備をつけてダイバー気分!
当日、ダイビングショップに着くと、まずは注意事項を書いた冊子を渡されました。
10分ほどかけて熟読したあと、ドライスーツに着替えます。
ドライスーツの下には、予約の電話で教わったとおり、ヒートテックの長袖とダウンパンツを着用。
ドライスーツは着るのがとても大変で、「すべりやすい服」が必要な理由がよく分かりました。
着替えたあとは、ダイビングショップの車で海へ移動。
浜辺の駐車場で、ボンベや重りなどの装備をつけてもらいました。
装備をつけると、気持ちが一気にあがりますね。ワクワクします!
ドライスーツは浮きやすいので、もぐれるように重りをつけるのですが、その重さなんと8㎏。
「これ、浮いてこれるのか……?」と不安になりましたが、そんな心配はまったくいりませんでしたね。
ドライスーツの浮きやすさを完全になめてました。
海の透明度を下げた犯人は……
海はすいていた、というより貸し切り状態でした。
曇り空でしたが、ドライスーツのおかげで寒さは感じません。
曇天でガラガラの海はちょっとさみしい雰囲気……。
Photo by kii watanabe
でも、ここまできたら楽しみます!
まずは、浅い場所でスーツ内の空気の抜き方、水中でのサインなどを教わりました。
そして、いざ潜水!
気になる海の透明度は……?
残念ながら、まったく分かりませんでした。
だって、もぐれないもの(笑)。
何回もぐろうとしても浮いてきてしまう。
両手を広げて息を吐いても、沈んでいるのは数秒で、すぐにひっくり返って浮いてしまう。
スタッフさんが、ポケットに石をぎゅうぎゅう詰め込んでくれても、まだ浮いてくる。
体が浮くから足をつこうとしても、足につけたフィンがじゃまでうまく立てない。
酸素ボンベつけてるのにもう呼吸困難ですよ。
そうして暴れまくるから、わたしたちのまわりの海水は砂ぼこりでまっ白。
「真冬の澄んだ海」は、わたしたちのまわりには存在しませんでした。
ナマコに恋する5秒前
しばらく浮力と格闘したあと、なんとかもぐって少し深い場所まで行くと、なにやら黒い物体が。
ナマコです!
Photo by kii watanabe
今までまったく興味のなかった生きものですが、見つけた時は「ナマコや……!」とめっちゃ愛おしくなりました。
そして、ウミウシも発見!
Photo by kii watanabe
プロのダイバーさんがネットに載せているキレイなウミウシ写真とはまったく別物ですが……。
実際に出会えるとうれしいですね、かわいい!
この子たちがいなければ、真冬の海で暴れただけのダイビング体験になるところでした。
ナマコもウミウシも、そこにいてくれてありがとう!
ダウンパンツの罪と罰
真冬のダイビングは、あがったあとが寒かったです。
急いでダイビングショップへもどって海水を洗い落とし、着替えますが。
ドライスーツを脱いだら、スーツの内側がダウンパンツの羽だらけに!
白い羽がふわふわしているのを見て、スタッフさんは「生まれたてって感じですね(笑)」と笑ってくださいましたが。
あとのお手入れめんどうだろうなぁと、申し訳なく思いました。
ホントにすみません……。
よく考えてみると、沈みにくかったのは内側にダウンパンツなんてはいてたからかもしれませんね。
もちろん技術不足が大きいのだとは思いますが。
次回はあたたかい季節に、ウェットスーツでリベンジしたいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました☆
